2014/04/06.Sun

熊谷幸治展 谷保村式土器

http://art-and-more.net/2014/04/yukiharu-kumagai.html


熊谷幸治展 谷保村式土器
会期:2014年4月11日(金)〜4月29日(火・祝) ※火・水・木は休み 29日(火・祝)は営業
時間:12:00〜19:00
会場:circle
    国立市谷保5119 やぼろじ内
   ラマパコス
    国立市富士見台1-14-2北島貸店舗4号室


国立で、熊谷幸治展があるのですね。町のフライヤーで知りました。
関連イベントは、かなり興味ありますが、自分のスケジュールは空いません

陶芸のニーズ、買う観点、見る観点で
ハイスペック、ハイクオリティって観点で考えると、下手なもの、壊れやすいもの、古びたものなどは、余り必要がなくなる。
文化人類学や、多様性という観点で見ると、様式や、スタイル、趣向性が、似たもの、被るというのが、とりあえず必要なくなる。
コレクターの被らない趣向性によっては、一つのジャンルだけ集める場合がある。

物がない文化の時代では、ハイスペック、ハイクオリティを求めるのも良いと思いますが、
今は、成熟した社会では、上手で良く出来たもの、ハイスペック、ハイクオリティは溢れるし
似たようなものは被る。被れば、値下げの価格競争が起き、
国内の作家の頼るより海外作家とか、古いものとか中古品、外貨の安い国のものとか
その趣向性が見合うものを求めるようになり

むしろ、上手くてよく出来るんだけど、どっかで見たことあるような?と感じてしまう陶芸作家は、
作家のオリジネリティに見合わない、高額な作品は、市場から振り落とされていくと思います。




熊谷幸治さん、土器一筋の作家さんで、僕が思う現在の陶芸界で、大変注目されてるように感じます

野焼きで陶芸というと、七輪陶芸やペーパーキルンなど簡易的な陶芸家を使った、吉田明さんや
どんな土でも採集できるものを焼く「陶芸グループへんど会」 芳村俊一さんなど居らっしゃいましたが
二人共、現在は、亡くなってしまって、そういう陶芸界の枠と、市場に、いい感じで入ってきたのが、熊谷幸治さんで無かろうかと思います。


いろんな簡易的な窯で焼いた吉田明さんは、須恵器から朝鮮の陶器の趣向性が強く
芳村俊一さん、作品性より、ワークショップや、体験教室的な趣向性が強かったと思いますが
熊谷幸治さんの趣向性となると、土器とか、文化人類学の趣向性が強いかなと

今、食べ物の捉え方でも、旨い!高い!凄い!とかグルメ的な考え方より
鹿などの害獣食とか、自分で育てたウサギや鶏を自分で屠殺して食べるとか、食の倫理観や道徳観を注目する意味にちかい立場で、陶芸で注目されてるのが、熊谷幸治さんかな?と思います。

くにたち自游工房から、あまり遠くない谷保で、そういった優れた陶芸家の生きた活動が見られるのは、良い機会なので、わりと必見の展覧会と思います。

(やまうち)










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